*2006年07月25日

映画『NANA』と『ドレスデン大空襲』をみてみた

NANA -ナナ-日曜の夜、Wowow で  NANA -ナナ- を観た。 原作は友達の家で途中まで読んだことがあるけど、それほど…って感じで感傷を受けたわけでもなく、そんな私なのだけど話題作なのでとりあえず。

映像と音でダイレクトに物語を見て聞く映画やドラマ、頭の中で物語を組上げる小説、その中間にあるような漫画、それぞれ表現方法は違ってくるわけで、それらを移植する場合、忠実にいかないのは当然だしアレンジも必要になってくるのだけど、バランスが取れてない、またアレンジした演出が妙に空回りしてると元の媒体を知ってる側からすれば違和感が強まってくるわけで。
元が人気作だっただけに、尚更そうゆう反感を買いやすいタイプの映画なんだろうな、というのは周りの友達の反応でも感じた。

個人的に合わないタイプの映画だから特に感想も無いのだけど、なんだろうね、この映像。 演出や効果がやたらと少ない今風とは思えない無機質な創りなのだけど、これって意図的なんだろうか? なんというか昔のテレビドラマや韓国ドラマでも見てるような感覚。 もっと女の子向けにオサレ感を狙ってアップダウンを強調した創りでいいと思うのだけど、なぜか寅さんシリーズでも見てるような雰囲気。 そんな創りだからホントに眠くなってしまった。
「タバコと酒とセックスと革ジャン、どうよあたし達ってクールだぜ」 的なキャラクターなのに売りの音楽は JPOP 全開で微笑ましいし、映画としてどうなのさ?的な終わり方だし、…もういいやファンに怒られそう。 ★★☆☆☆

続いて NHK(BS-1) でやってた 『ドレスデン大空襲』 を観る。
アーサー・ハリスの肉声を聞けたり当時のカラー映像を見れたりで最初は興味深い番組内容だったのだけど、進むにつれ言葉も出ないほど滅入ってしまう。 小学生の頃、学校で戦争関係の同和映画を見せられ、誰もが 「せんそうっていけないとおもいます!」 的な感想文を書いたと思うけど、この歳になってそんな感情を持ってしまうような内容。

感情的になるのもアレなんで 『地域爆撃とアーサー・ハリス』 という流れにしてみる。
第二次大戦時、アメリカは航空機や照準機等の進歩もあり、軍需工場や施設等をピンポイントで爆撃して民間人の被害をできるだけ減らそうとる精密照準爆撃を提唱していた。でも英国の爆撃隊総司令官だったハリスはそれに反対を唱え、地域爆撃への態度を曲げなかった。
ハリスは、ドイツ上空は雲も厚く、加えて工場施設からの煙や蒸気も多くて精密爆撃は出来ないと主張。 さらに特定の軍需施設を破壊したところでドイツ人はすぐさま立て直したり他から埋め合わせを行うため、それらの戦術は小手先でしかなく本質を突いていないと論じる。
彼の戦略論はこうだ。 人は爆撃によって知人や家族を失うことよりも家を失うことの方が効果がある、身内の死によって当然悲しみを持つがそれだけであり、家を失うことは生きる希望、つまり士気を奪うことが出来る。 英国人はドイツに空襲を受けた経験からそれらを学んだ。戦力そのものに打撃を与えるより士気を奪うことの方が重要だ、と。
経験の無いアメリカ側には理解できないし、確かに本質を突いてることかもしれない、が、要するに民間人を中心に攻撃するという事でもあるわけだ。

事実として英国は戦勝という結果を残したのだから正しい。戦争なんて国の存続を賭けた大勝負、何が何でも結果を出さねばならないから。 ハリス自身も悪党でもサディストでもなく結果を求める生粋の軍人であったことは他のエピソードを見てもわかる。
…でもやっぱり一般人を意図的に攻撃する戦略というのは私的には賛成できない。 軍事施設を攻撃した際に民間人が巻き添えになるのとはワケが違う。 戦争にも軍規もあれば建前であってもルールもある、今問題になっているテロだのゲリラだの国際法なんてアタマに無い蛮人相手でなく、幾度も戦い当時先進国同士だった間柄なら尚更というもの。

と、なんだか魂の叫びまでモンモンと呼び起こされてくるのだけど、そのうち再放送をやるでしょうし機会があれば見てみるといいかも、ということで。

[Wowow] 夏のホラー大特集
わぁい …と思ったけど大したラインナップでもなかった。 せっかく夏だというのに相変わらず怪奇特番は無いし。 あれほど騒がれてた UFO は何処行ったんだよ、矢追純一もちゃんと働けばか。

シャア専用ズゴックの一撃に沈むジムはなぜ美しいのか (ITmedia)
なんだか凄いタイトル。 喩えになってないような気がするのだけども、もはや気にならないくらいのインパクト。 この記事の存在そのものが 「マーケティングとはこうやるんだよ!」 と語ってるみたいな。
よくわからんのだけども、ゲームで喩えると、スクエニのような大作を作れる資本力も技術力もある会社のソフトより、3Dパブリッシャーのシンプル2000シリーズみたく安かろう悪かろうのメーカーが稀に生み出す力作が、あたかも一流メーカーのソフトを越えたような錯覚を持ってしまう、みたいな感じ?

[NHK] 7/27 19:30 クローズアップ現代 『中東危機 戦火はどこまで広がるのか』
とりあえずチェック。 なんというか、番組としてこうゆうのを取り組む局が国内では NHK しか無いってが何だか情けないような。

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