*2007年01月30日

愛しきZ級映画

FRANKENFISH週末レンタル屋に出向いてみた。 特に目当ては無く適当に選び、その中に  フランケンフィッシュ なる映画があったのだけど、彼に 「おまえ時々そんなの選ぶよな、ホントに観たいのか?」 と突っ込まれる。
うるせえな、こんなのまだ可愛い方だろ、迷いも無く 『東京フレンズ The Movie』 なんかを手に取ったあんたよかマシだと思ってるよ。 突然変異の雷魚が暴れまくるんだぞ?タイトルを見なよ、フラケンフィッシュだぞ?フランケンなフィッシュだ、しかも原題まんまだ、これを目にして血沸き肉踊らない野郎なんて欠陥品だ! と魂の叫びをぶつける。
全米が涙するヒット作も邦画も有名アニメ作も目を通すけど、この手の B級映画は定期的に観なきゃいけない義務感に駆り立てられる。 前世とか DNA とか宿命とか細木数子の六星占術とか江原なんとかのスピチュなんだっけ、まあいいや、たぶんそんなのだ。
そんなことを話していると、今までに観た映画で特に酷かったものは何だろう? と思い出してみたくなった。

Robo Vampire ロボハンター/霊幻暗黒団大戦争
サブタイトルは 『キョンシー軍団対改造人間ロボハンター』、パッケ裏を見るまでもなく "終わってる香港映画" と分かってしまう。 この手の香港映画って変な疲れ方をするんで観るときを選び過ぎるのだけど、逃げてはいけないと立ち向かって観た作品。
ロボコップをパクって… というのは説明するまでもないのだけど、昔の消防服というかペラペラな銀色の服にヘボいマスクをかぶり、敵は犯罪組織のはずなのに幽霊は出てくるわ、戦う相手はキョンシーだわというのは覚えてる。 いや、観たのはそんなに昔じゃないけど、話がぜんぜんまったくわからなくてストーリーを覚えてない。しかもトランス状態になってくる。 ネタとして楽しむはずが本気で頭が痛くなった作品。

軽くググってみると解説してくれてるサイトがあった。
ロボハンター/きまぐれムービーシアター第189回
素晴らしいレビュー。 「一度観ただけでは話が見えず、二度観る気には到底なれない」 とあるけど、まさにそのとおり。 カンフー物等で香港映画の駄作は多いけど、もうこれは超越したレベルの完璧に壊れた作品。素晴らしい出会いをありがとう。

Tank Battalion 戦車バタリオン
CATV の番組表を見てるとタイトルに魅かれてタイマー録画、すっかり忘れてた数年後に偶然みつけて観た映画。 ていうか allcinema ONLINE って凄いな、こんなのも登録されてんだ。
ちなみにバタリオンとは "大隊" の意味で、『バタリアン』 というゾンビ映画があったけど全く関係ない。 要するに 『戦車大隊』 というタイトルなのだけど、終始一台の戦車しか出てこない。 おそらく邦題を付けた人も良心が咎めて分かりづらくカタカナにしたのでしょう。 うん、確かに引き寄せられるタイトルではある。
Z級とはいっても、ハイテンションにアホだクソだと笑ってネタにできる作品でなく、ひたすらチープで、あまりの駄目さに哀れんでくる。 何ともシュールな感覚に襲われつつも、観ていて何故か退屈しない作品なので、ちょっとオススメな駄目映画。

Orgy of the Dead  死霊の盆踊り
史上最低最悪の映画なんていわれてますが、これを観ることで 「映画とは何か」 という悟りが開けるでしょう。加えて世にある全ての創作物の貴重さを再確認することでしょう。
海外では成人式にバンジージャンプをするとか体中に針を刺すとかあるじゃないですか、まあそんなものです。 これを観ずしてホラー映画を語る人間はモグリです、成人式で一升瓶片手に暴れてる連中と同じようなものです。 経験者は肩をポンと叩き 「若いの、エド・ウッドは初めてか? まあ力を抜け」 と背中を押してあげましょう。

と、アマゾンのレビューに影響されてネタに走りたくなるけど、ネタで観てみようなんて人は大抵挫折すると思われる、こんなの観ていて正気でいられるわけがない。 キチガイ監督もエド・ウッド死ね、もう死んでるけどあと三回くらい殺しても罪に問われんだろう! という感情が込み上げてくる。
世の中には名作なのに DVD 化されてない映画が山ほどあるというのに、これが DVD 化されてるというのは何故? しかもデラックス版? ホリエモンに適当な理由をつけて逮捕したみたく、DVD 化した発売元もとりあえず逮捕しとけば有罪に持ち込めるんじゃないのかと本気で思えてくるのだけど、そんな背景をみてもこのゴミがどれだけ愛されてるか想像がつくと思う。
…何も考えずタイピングしてると自分が何言ってるのかわからんなってきた。

とりあえず、ティム・バートンが作ったの彼の伝記映画  エド・ウッド は涙腺が緩みまくる傑作だった。 そっちは映画好きにはオススメできる。

あと  ベルリン忠臣蔵 なんかも紹介してみたいけど疲れるからやめとこう。 ていうかユーズド(VHS)だけどアマゾンにあるのに驚いた。 笑えたし、先が全く見えないアホな展開もよかった。 ハリウッドであるようなナンセンスなバカ映画として狙ったんじゃなく、真面目に作ったけど完成したのはバカ映画…、というのがポイント高し。

ついでに先述した 『フランケンフィッシュ』 だけど、アマゾンのレビューで星ひとつというのは可哀想。 ヒロインと思ってたおねーさんが! しかも全く予知せぬ意外な方法で! …という展開は敗北感が味わえてよかったのに。 丘に上がってバクバクするお魚とか、ラスボスのデカすぎ感とか以外と楽しめた。 私的には ★★☆☆☆

カルト映画 (Wikipedia)
面白い。 個人的には ハイランダー 悪魔の戦士 も加えてあげたい気分。

 プークが丘の妖精パック
新刊。電車本に良さそう。

*2007年01月その他のエントリー

  1. 2007年01月22日

    1. 睦月雑記

  2. 2007年01月13日

    1. 新年のゲーム私情