*2007年05月27日

近頃みた映画をまとめて

The Bad News Bears 新旧 『がんばれ!ベアーズ』
年配な人には説明する必要のない名作なんだろうけども、終戦もバブルも区分けのつかない私くらいの若い美少女は幼年期になんとかロードショーで見たけど覚えていない。 ついでにこの美しい国日本に平成生まれの♀なんて生き物はいらない、うむ、虐殺してもかまわん。
さておき、WOWOW でリメイク版が放送されるとのことで、名高い名作だしオリジナルも知っておくかと  がんばれ!ベアーズ、続いてリメイク版の  がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン をみてみた。

古い映画と承知でみたのだけど今観ても何の違和感のない出来で、さすが名作と感じ取れる作品。
万年落ちこぼれのチームが勝敗や結果のみを追求する大人達に違和感を持ち、その子供達にフェア精神や大切なものを気付かされる、といったよくあるタイプのスポ魂なのだけど何かが違う。 近い映画では  飛べないアヒル なんかが浮かぶけど、それらと違うのはベタな台詞で演出するわけでもなく、観ている側に雰囲気で伝える演出の巧さ。 そういった映画全てのオリジナルだったんだなぁ、とシミジミ感じ取れる完成度の高さ。

さすがにリメイク版となると現代風の演出になってそれらが薄らいでるし、子供に酒を飲ませたりタバコを吸ってたり人種発言がどぎつかったりの生々しさまでもがソフトになってたりするのだけど、まあ許容範囲といったところか。
ただ、チームの民族色が不自然に増えるわ、挙句に車椅子の子が居たりで、なんだかそうゆう所までアレンジが加えるのは、わざとらしくもあざとく感じてしまったりもする。
新旧を比べるのは野暮ったいんでそれくらいにするけど、オリジナル★★★★★、リメイク★★★☆☆ ってな感想。 久しぶりに感極まった作品。

Munich  ミュンヘン
モサド最強神話(とマヌケっぽさ)を白日に晒した報復作戦 "神の怒り作戦" を元にした小説 『目標は11人』 の映画化。 モサドが膨大な人員を用いて動いていたとされる暗殺作戦を、劇中では選ばれたチームが独自で情報収集や武器調達、そして暗殺をするという流れでドラマ性を持たせた物語。
祖国の為にと選ばれた人達が "テロを狩るテロ" と化していく葛藤、ターゲットの死や仲間の死、一方的に狩る側だったはずが狩られる側になっていく恐怖、それらの描写は生々しく見応えがあった。

パレスチナからは当然としてイスラエル側からも 「PLOを人間として扱ってる、不快だ」 みたいな批判があったっぽく、どこをどうみればそんな感想が出るのだろう?なんて日本人的には思えた。 韓国で 『火垂るの墓』 が 「日本が被害者ぶってる、不快」 という批判があったり、『硫黄島からの手紙』 は公開されなかったとか、それらと似たような国民感情なんかな。
三時間近い映画で中だるみもあるけど、スピルバーグだけに巧くまとめた作品。 ★★★★☆

V for Vendetta  Vフォー・ヴェンデッタ
知る人ぞ知るカルト的コミックを映画化した作品。 この原作は好きで色々思う事はあるのだけど、映画という全く違う媒体なのだから演出やスケール、また個々が持ってたイメージが違ってくるのは仕方ない、割り切って見るのが映画ってもんだわね。
政治や思想色の強い作品だから評価や好みが分かれる物語なんだろうけど、映画だけあってエンターテインメント色でうまくカバー出来てるとは思う。 クライマックスのベタベタなナイフアクションなんかも、カッコよかったし。
ナタリー・ポートマンが自ら出演を申し出て、役の為にスキンヘッドになった事で話題になったけど、意気込んだ割にはそれほど印象に残らず、作品自体も大した映画にならなかったのでは… てな感じもした。 ★★★☆☆

V for Vendetta [Comic]小説や漫画が原作の映画に 「原作は~」 なんて言うのはタブーだと思ってるし、映画を映画として観れずそんな事を口にする人は好きじゃないのだけど、ついでにコミック版  V for Vendetta で語りたくなってしまう。
ネット上で同映画の感想を見てると 「ブッシュ政権下を暗に批判して~」 とか 「今世界では右傾化が~」 とか熱くなる人もいるけど、原作では 「非情かつ狂気と私恨渦巻く革命って善なの?」 てな投げ掛けも強かったりするのだけどね。
そもそも自由ってなんだろう? 作中ではわかりやすい極端な恐怖政治下で、あんな世界だったらそりゃ革命だの開放だの叫びたくなるのが人間ってものだけども。 テレビをみてると一部の政治家や評論家が 「○○は独裁政権!自由を!」 みたく言ってるけど、そんな事を言える状態こそが自由じゃないのか? なんてことを考えながらこのコミックを思い出すことがあったりする。
「日本のマンガは世界一!外国のなんてクソ!」 みたいな人は目を通してみるといいかも?的なコミック。アタマ痛くなるし鬱も入ってくるかもだけど。

あまり関係無いけど、先日某掲示板で洋ゲーについて熱く語っていたらサヨク呼ばわりされて衝撃を受けた。 「えー…」 とか思いつつも、そうか、その人的には "洋ゲー好き ⇒ 和ゲー批判者 ⇒ 非愛国者" てな図式なのかとポンと手を叩いて納得。 上下左右なにかと二分論で語られる昨今だけども、ゲームやサブカルの好みでまで分類されるのかと少し面白かった。まあ稀なケースだろうけど。

他にも色々観てたけど、きりがないんで一行コメント。
 ファイヤーウォール
良くも悪くもありがちなハリソン・フォード主演らしい映画、わざわざ字幕じゃなくてもなんとかロードショーで見る程度でいい、★★★☆☆
 ヴェノム 毒蛇男の恐怖
バカでもシリアスでもない中途半端なホラーって退屈で困る、低予算ならバカに徹せよ、★★☆☆☆
 オールド・ルーキー
安心して観れる全米が涙系映画、★★★★☆
 冬の恋人たち2
フィギュア設定に無茶があるし恋愛話としても半端、CCロマノが綺麗なだけの映画、★★☆☆☆
 ライトスタッフ
無駄に長い&予備知識が必要なのが難点だけど好きな人にはたまらない作品、★★★★★+★

コメントの投稿が急に遅くなりました (Six Apart)
スパムフィルターのサーバが停止してたらしい。 このプラグインが専用サーバ経由でチェックしてたなんて今知って驚いた。 ほとんどコメントの付かない当サイトだけど、とりあえず対処済み。

*2007年05月その他のエントリー

  1. 2007年05月17日

    1. M1903 Mark1 Pedersen Device

  2. 2007年05月08日

    1. レンタルビデオ屋の思い出

    2. GoogleAdsense うんぬん