*2007年11月29日

ここ最近みたリメイク映画

The Texas Chainsaw Massacre: The Beginning テキサス・チェーンソー・ビギニング
伝説的カルト映画 『悪魔のいけにえ』 のリメイク版、『テキサス・チェーンソー』 の続編。 続編というよりは、キチガイ家族&レザーフェイスの誕生秘話的な内容で、雰囲気もオリジナルを意識した内容。
『悪魔のいけにえ』 って、恨みを持った復讐者でもなければ、殺人衝動を持ったサイコでもなく、ただのキチガイがオモチャで遊ぶごとく "単に人を殺してるだけ" という雰囲気が怖さのポイントなわけで。
オリジナルでの印象的なシーンだけど、チェーンソーを持った醜く薄汚いキチガイが、さんさんとしたお日様に晒されながら、のんびり歩いてるという名シーンかあったりするのだけど、現実でありながらそんな不条理世界にトリップしてしまうような怖さというかな。

この作品も、何を考えているかわからない…というか何も考えてないレザーフェイスとキチガイ一家が、"意味もなく人を捕まえて殺してるだけ" という怖さは再現できていると思う。 映像もエグイキモイのオンパレードで、後半になるとトリップしてくるようなスプラッターぶり。 効果音や驚かし的な演出で怖がらせるのでなく、ただ目の前に映るワケのわからない連中が怖いという変にリアリティのある怖さ。 なんというかな、バイオハザード1(ゲーム)の頃、目の前に居るゾンビが怖い、目に見えてるし撃ち殺せばいいだけだけど、でも、ゾンビが目の前で立っているという現象そのものが怖い…、的な描写というかな。

でもまあ、こうゆうストーリー性もなければ何のプラスにもならない悪趣味なだけの映画って、昔なら画期的だったかもだけど、30年以上経った今はなんでもアリな状態なんで新鮮味がないな、という印象。 ★★★☆☆
あ、でも 『フルメタル・ジャケット』 ファンには別の意味で楽しめると思う。

THE AMITYVILLE HORROR 悪魔の棲む家 (2005版)
単純につまらない。 よく映画やゲームのフォーラムで 「つまらん」 「くそゲー」 と一言程度の書きこみを見かける事が多いけど、何がどうつまらないか、どうゆう希望だったのか、君は最低と評価してるけど君の思う最高レベルの作品は何かとか、そうゆう情報が無いと何も伝わらんだろう、義務教育で何を習ってきたんだこのボキャブラリーのない能無しが! …とか思ったりするのだけど、ごめんなさい、これはつまらんという感想しかでてこない。 何が駄目とか具体的なことすら思い付かない。
怖くないけどストーリーが凝ってるとか、ストーリーはつまらんけど怖さ満点でショー的要素があるとか、そうゆう長所がありゃいいのだけど、なんにもないんだもの、ひたすら退屈。

タイトルそのまんまで、一家が引っ越してきた家は悪霊が住む家だった… と、「実話を元に~」 を売りにしたパターンの映画。 …なのだけど、後に作り話と公にされて話題にもなった作品。
元々金に困っていた一家が格安だった惨殺事件のあった家に引っ越して来たけど、一家はローンが払えず夜逃げ状態で家を出る。 それを知った惨殺事件の被告側弁護士が一家に 「世はオカルトブームだし、心霊現象があったと体験談を書けば儲けるかもよ?」 みたく吹き込む。精神異常を主張していた弁護士としても、この事が広がるのは都合がいい。 本は大売れし、そして映画化された… と、ここまでは上手く行ったのだけど、弁護士側と印税の取り分で裁判になり、作り話がバレてしまったという泣けて来る結末。 リメイクまでして、挙句にエンドロールのでは 「実話を元に~」 的なテロップを流すのがとてもシュール。
話を映画に戻して、…と思ったけど前述したように何もない、つまらん。 ★★☆☆☆

The Omen オーメン666
オリジナルの 『悪魔の棲む家』 は小さい頃に何とかロードショーで見た程度で、流石に覚えてないんで比べることができなかったけど、『オーメン』 は WOWOW で新旧連続で放映してくれたんで見比べることができた。 完全移植と言っていい程のリメイクで、ここまで忠実だと逆に面白みが無いような気もするけど。
役者と撮影技術が違う程度だから特に語ることはないのだけど、ダミアン役のシーマス・デイヴィー・フィッツパトリック(長い)は一見の価値あり。可愛いさと不気味さの変わり身が凄まじく、メイクがあるとはいえここまで顔を使い分けるのは凄い。よくあんな子役を見つけたもんだ。

ただ、リメイク版はその不気味さを前面に出してるせいか、見るからに怪しい子というイメージが付いてしまってる。 "不幸が続く原因は可愛いこの子?" でなく、"見るからに怪しいこの子は間違い無く悪魔だ!" になってしまってるというかな。 偶然が重なって不条理な死が続くのがオーメンなのに、ダイレクトにダミアンが殺してるような、そんな作風。
全体的にはテンポもよく退屈はしなかった。★★★☆☆

Superman Returns スーパーマン・リターンズ
五年ぶりに地球に帰ってきたら恋人には婚約者がいて子供までいた。 愛する地球は犯罪に溢れ、生まれた故郷も無くし、恋人にも変わられ、トドメに恋人にはスーパーマン不要論なんて論文を書かれていたという、そんな悲観と孤独の中で地球を守るヒーローのお話。

近頃のハリウッド映画の風潮として、ヒーローの人間味や陰といった裏側が強調されるのだけど、それにも当たり外れがあるんだわね。 私的にはスパイダーマンや 『バットマン ビギンズ』 は好きだったけど、やりすぎるとただ湿っぽいだけで、求めているヒーロー像から離れてしまうモノもあるし。 ジャンプ漫画みたく、最後には愛と勇気と友情で立ち直り巨悪を倒す!的にまとめてくれないとスッキリしない。

ダークヒーロー系とは毛色の違う爽やかキャラのスーパーマンにそんな境遇を与えた今作だけど、全体的にはいい感じにまとまって小気味良い映画だった。
新しい彼氏はどうしようもない奴で愛想尽かして最後はスーパーマンとハッピーエンド…、てな結末が理想なんだろうけど、逆に新しい彼氏は凄くイイ人でそれを見守る… てな流れもある意味ハッピーエンドだろうし。

あと、冒頭に出てくる "なぜ世界はスーパーマンを必要としないのか?" と、最後に出てくる "スーパーマンはなぜ必要か" はちゃんとヒロインに説明してほしかった。 何作目だったか、世界中の核ミサイルを網で包んで宇宙に投げ捨てるような夢と希望の象徴みたいなキャラなんだし、そんなスーパーマンをどう否定するのか、またどう受け入れるのか的なテーマがあっても良かったかもしんない。こんな世の中なんだし。 ★★★★☆

KING KONG キング・コング
長い、ひたすら長い。 三時間あるのだけど、最初の一時間なんて全く関係ない状態で、間違って別の映画を見てるのかと確認してしまったくらい。
映画製作編、島編、ニューヨーク編 と一時間づつ分けて繋げたような状態なのだけど、島に上陸してからはもう凄い。 何が凄いって CG が凄すぎる。 「よく出来た CG だなぁ」 と思う映画は数あれど、凄いと思ったのは最近ではこの映画くらい。 恐竜とコングの格闘シーンなんて他に類を見ない凄さ。
有名な映画だから大筋はわかっているのだけど、それでも先の見えない全く別の別の映画をみてるような感覚に陥ってしまう圧倒的な見せ方。

あと演出も綺麗でいい。絵になるシーンを意図的に作りまくってる感じで、シーンの美しさに見入ってしまう。 大道具やら予算やら技術だけでなく、そうゆう見せ方も一流なのがアメリカ映画の凄さなんだろうなと実感させられる。 こんな映画を作れるのは、全てが揃ったアメリカじゃないと無理なんだろうなというのを見せ付けられたような感じ。
少し残念だったのは、キングコングがただでかいだけのゴリラだったのが。もうちょっとデザインをさ…。 あれだよ、ハリウッド版ゴジラが、ただのデカいティラノザウルスだったみたいな、そんな拍子抜け状態。
久しぶりにベタ褒めしたくなる映画だったけど、一言でまとめれば、「色々詰め込まれてるけど、全てが充実してる映画」 ってな感じかな。★★★★★

CATV の番組表を見てると、12月から BS デジタルでチャンネルが増える模様。
 ・TwellV
 ・BS11
テレビショッピング漬けにならなきゃいいんだけど。 他の民放 BS なんてテレビショッピングばっかで、もういい加減にして欲しいんだけどね。CM を無くせとはいわないけど、十時間くらいはテレビショッピングな状態だし。
ざっと番組表を見る限り、TwellV は見るモノが無さそう。 BS11 はオリジナル番組も多く、見てみようとは思えるけど。 あと BS11 はアニメがマニアック

Who supplies the guns on our streets? (BBC NEWS)
英国に銃がどのように入ってくるかという記事。 日本のメディアって事件が起きる度にヒステリックに騒ぐけど、その場の口先だけでこうゆうちゃんとした分析記事ってやらんのよね。

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