*2009年04月27日

映画 『28週後...』『ミスト』

28 Weeks Later  28週後...
割と好評だった 28日後... の続編で、ゾンビ化した感染者達が活動停止した後の物語。 いうまでもなく感染が再発してロンドンは地獄絵図と化すのだけど。
ちなみに日本では R-15 らしいけど、これどうみても R-18 だろ。 『ソウ』 シリーズなんか耳掻きしながら見れるくらいホラー慣れした私でも直視に耐えかねる描写がいくつかあった。

ゾンビといえば腐った身体で動きも鈍く頭も悪いのが定番だから、かよわい乙女のワタクシでもイチローモデルのバットを手に腐れ頭をブッ飛ばして 「きゃーホームラン♪」 なんて出来そうだけども、このシリーズに出てくるゾンビ(もどき)は、手を振り回しながら全速力で走ってくる上に必要以上に好戦的だから、とてもじゃないけど手に負えない。 最近では 『アイ・アム・レジェンド』 も似たようなゾンビだったけど、あっちはすでに人間ベースとは思えないバケモノになってるから、もはや別次元。

そんな他のゾンビ物とは違う斬新なゾンビ像も売りの映画だけど、前作同様ハリウッド映画とは毛色の違う創りやストーリーも捻りが効いていい。 「スタイリッシュだぜ!」 と言わんばかりのわざとらしいハリウッド映画にはウンザリしてる今日この頃だけど、このシリーズ特有の所々に入る無意味な情景や変な間を入れるヨーロッパ風味なところは斬新に見えて、かつ美しい。
前作は後半の "楽園" に着いてからの展開がミエミエでしかもテンポが悪くて中だるみしたのだけど、今作は事態が発生してからハイスピードで常に阿鼻叫喚の地獄絵図。 しかも脅威はゾンビ(感染者)だけでなく、一般人は軍にまで追われるという救いなんて微塵もない状態。
現代と世の終わりの狭間という空気が生々しく伝わってくる作品で、私的にはここ最近みたこの手の映画の中では傑作の域。★★★★☆

The Mist  ミスト
知るひとぞ知るスティーヴン・キングの傑作 『霧』 の映画化。 霧をテーマにしたホラー映画といえば 『 ザ・フォッグ』 や、あとゴミ映画ながらも様々な理由で根強いファン(私も含め)のいる 『ザ・キープ』 なんかが有名どころだけど、それらとは比べ物にならない完成度。
ついでにザ・キープの原作小説は凄くオススメ( ザ・キープ〈上〉,〈下〉)。 映画のほうは人生の無駄なんでやめときましょう。

突如大発生した霧にまぎれて "何か" がいる、その何かに襲われる人々… と、霧系ホラーにありがちな話だけども、キング原作だけに追い詰められる人間側の狂気に焦点を当てた創り。もう絶望色全開。
ホラーでありがちな 「ここに留まって助けを待ったほうがいい」 的な雰囲気の中、「留まって殺されるくらいなら脱出する!」と威勢よく出て行くグループは大抵死亡フラグが立つのだけど、そんな死亡フラグ側に回る主人公達…。

書くこと全てがネタばれになりそうだから上手く表現できないのだけど、観てる最中も、観終った後も凄まじく気分の悪い作品。 でもここまで絶望のどん底に落としてくれると、逆に爽快な気分になったりもする。★★★★★
キング物はどれも好きだけど、今作や 『 ランゴリアーズ』 みたく、化け物と群集心理の両方から追い詰められて絶望のどん底に落とされる作品は特に好き。

最近は目が疲れるからあまり映画は見なかったのだけど、久々に当たりを、しかもホラーで引いたんで満足。 『アンブレイカブル』 や 『ジャンパー』 も見たけど、まあどっちも普通な感じで特に感想も無く。

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